錬金術に憧れて


投資情報としての不動産情報こそが日本には必要

【投資情報としての不動産情報こそが日本には必要】日本の不動産業界がいまだに暗黒大陸と呼ばれる理由の一つに、正確な情報開示が行われてこなかったことがあげられます。確かに日本の不動産業界は、殊に情報公開に関してはクローズド(閉鎖的)なまま今日に至っています。そもそも世界中どこの国でも不動産取引に関する情報はクローズドだといわれていますが、先進国のなかで、日本ほど無秩序に情報閉鎖が行われている国はありません。いったいなぜなのでしよ私の経験では、日本には不動産に関する情報を投資情報として認識する土壌がなかったからではないかと思います。日本の不動産情報とは、そのほとんどが自己居住用の不動産、すなわちマイホームに関するものばかりでした。そこには土地や建物の広さに関する情報の他、おおむね居住の快適性に関する情報ばかりが重宝されてきたのです。しかも右肩上がりの土地神話が根強く残っていたせいで、情報が不足していると騒ぐ人もいなかったのではないでしょうか。現に、マンションの売れ行きを表す指標とされる新築マンションの契約率や、事務所ビルの空室率の調査結果などは、情報を利用する側からして水増しされた情報だと割り切って認識しています。




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