錬金術に憧れて


不動産業界にもディスカウントブローカーを導入せよ

【不動産業界にもディスカウントブローカーを導入せよ】橋本首相が九六年秋に提唱した日本版ビッグバンの影響で、少なくとも金融ビジネスに関してだけは、まさにグローバルスタンダードを導入するための各種規制緩和や制度改革が実施されようとしています。その代表が金融持ち株会社制や外為法の改正などです。らに、目に見えて規制緩和が一層進むと期待される分野が、銀行では金利や外国日本やイギリスに先駆けて大がかりな金融自由化を実現したアメリカでは、目論見どおりいち早く業界の横並び意識が崩れ、様々な金融の新商品、新形態が続々と現れました。証券業界でそれを代表するのが、ディスカウントブローカーの出現です。デイスカウントブローカーとは、一九七五年五月に実施された株式委託売買手数料の完全自由化によって生まれた、手数料の安さだけで勝負する新しいタイプの証券会社のことです。いまではアメリカでも神話になりつつあるチャールズ・シュワブが始めたディスカウントブローカーは、それまでの伝統的な証券会社のように、顧客にアドバイスをしたり分厚い調査レポートを提供したりせずに、最低限の手数料で効率よく株式を売買することに特化した証券会社の草分けです。手数料を大幅にディスカウントした結果、投資家にとっては金融取引の新たな選択肢が生まれたことになるのです。当時は、あくまで次世代の証券会社のモデルとして小さな芽でしかなかったディスカウントブローカーも、いまでは大手証券会社を脅かすほどの脅威的な存在になりつつあります。




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